- 新艇庫に寄せられたOBの想い
学習院漕艇部後援会会長 中野新一郎(昭22旧高)
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学習院輔仁会漕艇部は、昭和23年の後半までは「水上部」として学習院の中でも古い歴史をもった運動部のひとつで、戦前は尾久に艇庫をもち、対外試合はもとより院内レース等が活発に行われておりました。
| 右から3番目が中野会長 |
昭和24年の大学設立と同時に対外試合に積極的に参加し、小笠原長武(昭27政)、島野卓爾、今泉季正(昭28政)氏等がスカール、フォアに出場し活躍され、同時に後輩の指導と将来を考えて漕艇部後援会の組織化に並々ならぬ努力をなされました。
初代の後援会会長に元埼玉銀行頭取の故・秋元順朝氏(大14旧高)が就任され、今日の基礎を作られました。後援会もやがて50年目を迎えようとしています。
現在会員は400名を超え、みな学生時代にエイトやフォア、スカールにオールを握って青春を謳歌した者ばかりです。今年7月に会員の浄財をもとに、学校当局の協力を得て、埼玉県の戸田ボートコース脇に待望久しい「新艇庫」が完成し、学習院の学生の健全なるスポーツ施設として活用されますと共に、輔仁会漕艇部の基地として対外試合に活用していただきたいと願っております。
現在は、高等科漕艇部と大学漕艇部が一体となって、装い新たな艇庫で選手の強化に後援会も鋭意取り組んでおります。
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